歯が無くなってしまった所の機能回復の1つに入れ歯があります。
取り外し式のものです。

入れ歯は健康な歯と健康な粘膜で支え、かむ力を再現させるので入れ歯を支える歯や残っている歯に問題があるとせっかく作った入れ歯も作り直すことになります。

そのため焦らないで土台から治療をしていきます。
健康な歯は粘膜で支えなければ歯の噛む力は再現できません。
また一度作ってしまえば終了でなく日々変化していくお口に合わせていくためのメンテナンスが必要です。

小さな変化や破折であればお家でいう小さなリフォームで済みますがタイミングを逃すと作り直すことになります。
体重が少しでも変化をすればお口も痩せますし加齢とともにお口の骨も減ります。
しかし毎日使っていますのでご本人は合わなくなってきていることに気が付きにくいです。

せっかく作って馴染ませた入れ歯を長く使っていただくためにも作ったら終わりではなく定期検診が必要です。

また、数日入れていないだけで入らなくなり痛くなるケースもあります。
入れられない理由などございましたらすぐにいらしてください。
せっかく苦労して作られた入れ歯を出来るだけ長く使えるようお手伝いします。

当院では入れ歯を専門的に作る科にいた医師がおります。気軽にご相談下さい。

良い点
・インプラントに比べ低コストである
・その後歯を失っても修理ができる
・手術をしない
・設計によってインプラントと同様に近い審美性も作れる
・メンテナンスを怠らなければ長く使える
悪い点
・お手入れが面倒である
・お口の老化に伴い合わなくなる
・慣れるのに時間がかかる
・落下や咬耗によって割れることがある

入れ歯の制作過程

  • STEP.01診断し、どのような入れ歯を望んでいるか相談
  • STEP.02入れ歯の設計
  • STEP.03残っている歯の治療
  • STEP.04歯型をとる
  • STEP.05オーダーメイドのトレーを作成し精密な歯型をとる(個人差あり)
  • STEP.06上下の空間を位置図ける噛み合わせをとる
  • STEP.07歯を並べて審美的、機能的に正しい位置に歯が並んでいるか確認
  • STEP.08必要であれば何回かに渡り再確認
  • STEP.09完成・装着
  • STEP.010調整(大きさと場所にもよりますが2回以上)
  • STEP.11定期検診へ

入れ歯の種類

一般的な入れ歯

特徴
レジンと呼ぶピンクの部分が大部分を占めます。プラスチックのようなもので落としたり、強い方で噛み続けたりすると割れやすいです。そのためにある程度の強度を確保するために厚み(1.7㎜~2.4㎜)が必要となります。入れ歯の設計は残っている歯によってすべて異なるため必ずしもとは言えませんが初めての方は大きく違和感を感じてお話しにくかったりして慣れるのに時間がかかります。
保険 装着感 審美性 耐久性 機能性 滑舌
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良い入れ歯

特徴
お口に合わせ鋳型から作り出したオーダーメイドの金属を多く使います。
厚みはプラスチックに比べて4分の1(0.4㎜~0.6㎜)程度。歯の無くなった場所によりますが違和感は少なくなり話し易くなります。また金属によって熱の伝導性もあり冷たいものも厚いものも美味しく感じます。また、設計も複雑な形が可能となり面積の縮小も望めます。このことにより一般的な入れ歯より味覚も向上しお食事が楽しみになります。毎日の食事を含め3回以上使うものですのでそれだけの価値があります。
保険 装着感 審美性 耐久性 機能性 滑舌
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おしゃれな入れ歯

特徴
一般的な入れ歯にはバネと呼ぶ歯にかける金属の部分があります。人によっては前歯にバネがかかり見えたりするので隠したい方にお勧めです。弾性がありお口に馴染みやすいですが特殊なプラスチックを使うため簡単に修理は出来ません。お預かりする場合あります。
保険 装着感 審美性 耐久性 機能性 滑舌
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種類 保険 装着感 審美性 耐久性

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特徴 ピンクのプラスチックの面積が多い

自費
特徴 温度をお口の中に伝えやすく食事の満足度は向上
また薄いため食事や話がしやすい

自費
特徴 弾性のあるピンクプラスチック
おしゃれで目立ちにくい